AZ-GTi ー 現在の運用 ー

先の観望では、3スターアライメントにかなり苦しめられた。以前も苦しめられた。一度、現在の環境、気になることを整理してみる。

<環境>
・自宅ベランダ
条件がいいときに肉眼で秋の4辺形が見えるような見えないようなところ。SkySafariでいえば2.5等ぐらい。それでも、CMOSカメラ、ライブスタックを使えば星雲や銀河を観望できる。テクノロジーの力は偉大。

・ファームウェアは3.20。
以前、なんとなく赤道儀化を試みて3.26にしたが、問題を感じて3.20に戻した。その問題は、経緯台モードの追尾動作で星像がカクンカクン揺れるようになったため。それまで追尾動作で像が揺れることなどなかったのに、ファーム更新後に発生した。AZ-GTiを開いて観察してみたら、モーターの歯車がステップを刻むように動いていた。この動作が原因と思われた。高倍率の眼視観望では特に気になり、像はブレブレでまともに見れない。ダメもとで3.20へのダウングレードを試みたら成功して、動作が戻った。安易なファームウェア更新は要注意、逝く覚悟で。元ファイルは残しておくのが無難。

・駆動はACアダプターで。
2スターアライメントではエネループ駆動で何の問題も感じなかった。ただ、3スターアライメントでは失敗ばかりだった。ACアダプター使ったら動作速度が速い気がしたので。電圧とか関係している?妄想や思い込みかもしれないが、それで3スターアライメントも成功したし。最近は勝率悪いけど、験を担いで。それと充電忘れから解放され、安定した駆動が得られる。

・アライメントには十字線を使う。
以前、あまりにも3スターアライメントが成功しなくてショップに質問した時、「十字線入りアイピースを使い手早く丁寧に」とアドバイスをいただいた。十字線入りアイピースが無いので、ZWOのASICAPアプリで十字線を表示させ、なるべくど真ん中に基準の星を導入させる。ど真ん中への導入も極力手早く。

・架台、鏡筒は水平、北向きに出来る範囲できっちりと。
アライメント時の導入精度に直結するので、自動導入経緯台の基本だと思う。ただ、AZ-GTiの軸の直交精度は、そこまで精密ではない気がする。

・クランプはがっちり締める。
架台動作の振動で滑るかもしれないと思いがっちり締める。

・アライメントで2等星を使うときは、星座アプリ、星座ビノなどを使いしっかりと位置確認する。
肉眼では見えづらい環境なので。画面上では、2等星であれば雑多な星よりはスパイダーの光条がしっかりと写る。導入間違いをしにくいはずだが、3スターアライメントの成功率が悪い気がする。なにか勘違いをしているのか。

<気になること>
・アライメントで選択する星のリストにあがる基準がわからない。
明るく眼前に輝いていてもリストアップされない。時間が経つとそれらがリストアップされたり、まだ眼前に見えているのにリストから消えたりする。

・選択する星のメンツを変えると、3スターアライメントが上手くいったりする。
妄想かもしれないが、このように感じる時がある。アライメントの導入対象で何かとてつもない勘違いをしているのか。

・AZ-GTiの動作そのものに疑問を感じる点がある。
アライメント時に限らず、矢印キーで駆動させた後、その方向に動き続ける。延々動き続け導入天体が画面からいなくなる。モーター制御の問題だと感じる。対処療法は、逆方向に架台を少し移動させると止まる。逆に動かすとなぜ安定するのか?なぜ逆に動かした時は延々と動き続けないのか?よくわからん。似たようなことで、まれに追尾中に突然ぐいーんっと勝手に動き出し観望対象がみるみる視野から外れていく。スマホ含め機材には一切触れていないにもかかわらず。心霊現象?何者かの思念?制御の問題?

なんにせよ、AZ-GTiは必須アイテム。

<おまけ>
遠地点、上弦の月。厳密な時間ではないが、そういう日だったということで。
Capture_00003.jpg

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この記事へのコメント

かずるん
2021年01月22日 22:09
たかさん
電視観望2ヶ月の私にとって、少し先をいくたかさんのブログは貴重です。
まとめていただいたAZ-GTiの環境に関して経験上のコメントをさせていただきます。

・電源
おそらくステッピングモーターを使用していると思いますが、電圧が正常であれば動作速度は変わらないように思います。

・アライメント時の十字線
私はASILiveで十字線を使っています。アプリを切り替えずにそのままスタックできるので便利に感じていますが、ASICAPを使った方が良いのでしょうか。

・アライメントの基準星
確かではありませんが、天頂付近の星はリストアップされない気がします。
19日の19時頃は火星が現れませんでしたが、21日の20時頃にはリストアップされていました。

・AZ-GTiの動作
スタック終了後に追尾せず停止することがありました。その時は再度導入すると追尾を再開してくれましたが、これはたかさんの現象も含めてソフトウェアのバグのような気がします。

それにしても、ベテランの方々は既に解決済みなのでしょうか。
たか
2021年01月23日 00:03
かずるんさん

私は、これまで宇宙天文になんとなく関心を持ちつつも、実際に観望し始めて1年ほどなので、紆余曲折しながら楽しんでいます。たとえ画面越しであっても実際に自分で見るDSOは本当に感激で、同じ対象でも何度見ても飽きません。

さて、AZ-GTiの説明書によればDCサーボモーターが使われているようです。電気電子には疎いのでステッピングモーターとの違いがよくわかっていませんが、2,3日使用した時のエネループと比べるとギアの唸る音が違う気がします。気持ちの問題かもしれません。

天頂付近の星というのには気にしてみようと思います。3スターアライメントの成功率を上げるヒントがあるかもしれませんね。

アライメント時にASICAPを使っているのは、単純にタブレット向けアプリがあり外に持ち出せるからです。アライメント時は光学ファインダーも使ったりするので、外での作業用です。アライメントが終了すれば、デスクトップPCに385MCを繋ぎ変えて室内で観望を楽しむという軟弱なスタイルです。

さらに言うと、先日の苦難のアライメントを経て、今はアライメントも室内から行えないかと思い、PCモニタ上でも探しやすい月や1等星以上の星で1スターアライメントを行ってからの2スターor3スターアライメントで導入精度を上げて観望する、というインドア精神全開で臨んでいます。
かずるん
2021年01月23日 16:01
たかさん

私は子供の頃に小さな望遠鏡で楽しんでいましたが、大人になってからはたまに思い出したように天体観望をしていました。ただ最近は以前ほど気力・体力がもたなくなって、ここ10年ほど遠ざかっていました。ところが昨年電視観望を知り、その手軽さと驚くほどの性能に完全にはまっています。

DCサーボモーターですか。不勉強ですみませんでした。それならば電圧変動に依存するかも知れませんね。

ASICAPの使い方はなるほどですね。ただ我が家はベランダが狭いため、庭での観望になりますので、室内観望は難しいです(泣)